3. 現場の状況がどこからでも分かる、マルチチャネル出退勤システム
3. 現場の状況がどこからでも分かる、マルチチャネル出退勤システム
開発の背景
約20名規模の組織において、多くの社員が複数の出向先へ直行・直帰する環境。これまでは本社の「ホワイトボードとマグネット」で出退勤を管理していたため、社外にいるメンバーには「今、誰がどこで何をしているのか」が全く見えない状態でした。
この情報分断によるコミュニケーション・ロスを解消するため、どこにいてもチームの状況が一目でわかるシステムを独自開発しました。
導入のメリット
多様な打刻方法: Web画面上に配置したネームのドラッグ&ドロップ、LINEのメッセージやスタンプ、オフィス設置のNFC端末へのICカードタッチなど、現場のITリテラシーに合わせた打刻が可能です。
自動通知で手間を削減: 打刻情報はメンバーで共有する出退勤ボードやSlackへリアルタイムに自動通知されます。
ストレスフリーな速度: データベースにAWS DynamoDBを採用することで素早いレスポンスを実現しています。
そのまま勤怠データへ: 出退勤報告をトリガーとして社内の勤怠データに直接入力したり、スプレッドシートやDBに書き込んだ打刻情報を勤怠データとして活用することができます。
システム構成・技術スタック
ハードウェア:Raspberry Pi Zero 2 W, PasoRi, Felica Lite-S
バックエンド:AWS, GAS, Python
外部連携:LINE Messaging API, Slack, Googleスプレッドシート, AWS DynamoDB
開発時期
Googleスプレッドシート版:2024年3~6月
AWS DynamoDB版:2026年4月 (試作 2024年6月)
Web操作画面(PC用)
LINEによる出退勤操作
モバイル用出退勤ボード
(表示のみ)
Slackによる出退勤状況通知
Felica Lite-S カード
出退勤報告デバイス
出退勤報告デバイス組み立て前
写真撮影後、最終的には押しボタンを照光式でないものに変えました。
変わりすぎていたWebフロントエンド
IBMホームページビルダー、Macromedia Flashの時代から2024年まで、Webフロントエンドは触れていませんでした。
このプロジェクトを開始する数か月前からITテック関連のトレンドを追い始め、Webフロントエンド技術の栄枯盛衰、進歩の速さに驚かされていました。
Vue.jsというものを知り、2024年時点で既に最新技術でもなく資料も豊富にあったため本プロジェクトのフロントエンドとして採用しました。
一旦は作り終えたのですが、クラウドのスプレッドシートへの書き込みではどうしてもレスポンスが遅くなるため、AWSを導入しました。応答が格段に速くなりました。課金型クラウドコンピューティングの可能性を実感しました。